奈良旅行☆ふふ奈良宿泊記(2021年1月)

奈良2日目は2020年6月にオープンしたふふ奈良に宿泊しました。ふふ奈良は世界的な建築家である隅研吾氏がデザインを手掛けた旅館です。全室スイートで、天然温泉の客室露天風呂が付いています。ふふは河口湖にしか行ったことがありませんでしたが、とても素敵な旅館だったので、今回の宿泊もとても楽しみにしていました。

ふふ奈良は近鉄奈良駅からタクシーで5分程。奈良公園の一角の自然の中に上手く調和して建てられています。東大寺や興福寺からもすぐの便利な立地です。

外観の写真は公式サイトからです

ホテル玄関近くに到着すると、まず目に入るのが周辺住民からの「リゾートホテル反対」と書かれた大きな横断幕。残念なような気まずいような複雑な気持ちになります。ですが、すぐにスタッフの方が笑顔で丁寧に迎えてくださるので、せっかくの宿泊ですし、楽しい気分で建物内に。

お庭を見ながらのチェックイン。飴湯のような甘いお茶が出てきました。甘い飲み物が苦手な私はあまり好きな味ではなかったですが、体が温まりそうな優しい味でした。

今回泊まったのはコンフォートスイートのお部屋でした。2階のお部屋だったので、途中にスパの入口がありました。利用する時間がありませんでしたが、Sisleyのトリートメントということで贅沢で優雅な時間を味わえそうです。

案内していただいたお部屋に入ると、とても良い香りが。玄関の脇にふふオリジナルのお香が置かれていました。木々をベースにしたナチュラルな香りで、奈良公園の中にいるのだという気分を味わうことができます。

お部屋の中も木々のような茶色をベースにした落ち着いたインテリアで、ワンルームタイプなので広々とした印象を受けました。Wi-Fi利用可能、YoutubeやAbemaなどもテレビで見ることができます。

客室内露天温泉は2人が楽に入れるサイズです。常に適度な温度に保たれていて、時々冷たい風に当たりつつ、外の緑を眺めながらいつまででも入れそうな気持ち良いお湯でした。

今の時期は少し寒いですが、デイベッドもありました。湯船の縁にあるバスピローが気持ち良かったです。

客室内露天温泉には、洗面所から浴室を通る方法と客室から直接入る方法がありました。洗面所も洗練された空間になっています。

オーガニックのアメニティとダイソンのドライヤーが用意されていました。このオーガニックのアメニティ、特にローションの保湿力がすごく気に入ったので、帰りに売店で購入してしまいました。

洗面台の左手にある六角形の入れ物にはブラシやボディタオルが入っていて、長い筒の中身は歯ブラシでした。

右手にある長方形の木箱にはふふオリジナルの和漢の香りの入浴剤も用意されています。持ち運び可能な防水テレビも置かれていました。

ウェルカムスイーツはオリジナルの鹿最中です。食べやすいサイズで美味しかったです。冷蔵庫内のドリンクも全て無料。抹茶の冷たいお茶が用意されているのも嬉しかったです。

一休からの予約だったのでダイヤモンド会員特典でチャックアウト12時(通常11時)、宿からのプレゼントは薬湯の入浴剤でした。

お食事は別館の滴翠での日本料理です。お部屋にある浴衣に羽織を着て、雪駄を履いて向かいます。羽織はキルティング加工になっていて寒い日でもあたたかかったです。滴翠までは本館から徒歩で3、4分とのことでしたが、少し雨が降っていたので送迎車で建物前まで連れて行ってもらいました。

奈良の食材や季節の食材を盛り込んだメニューとなっていました。ノンアルコールのペアリングがあったので、胃が疲れ気味のぴよくんが注文していましたが、こちらは完全にお酒が飲めない女子向けの内容でした。

まず最初に甘茶と呼ばれるお茶と先付が出てきます。飲むと食欲が増す効果がある漢方が入ったお茶とのことで、そう言われると単純な私は急激にお腹がすいた気がしました。

続いて前菜の盛り合わせです。色々なものを少しずつ食べられる前菜が一番楽しみですが、期待を裏切らない内容でした。どれも美味しかったですが、合鴨の胡麻クリームが特にお気に入りでした!

お椀は蛤真丈、お造りは鯛と本鮪でした。お刺身は薬味が色々と添えられており、ポン酢や土佐醤油など食べ方を楽しむことができました。

次に、和漢白味噌仕立ての小鍋が出てきました。白味噌仕立てというと甘くてあまり美味しくない勝手なイメージがあったのですが、さすが上手く味付けされており、クリームのような濃厚なお出汁とプリプリの伊勢海老、海老芋などが見事にマッチしていてとても美味しかったです。そして体の中からぽかぽかあったまりました。

メイン料理は和牛の網焼きです。塩コショウのシンプルな味付けでお肉本来のお味をしっかり感じることができます。脂のしっかりのったジューシーなお肉だったので、付け合わせのサラダと一緒に食べるとちょうど良かったです。

最後の締めは飛鳥の菊芋と帆立、油揚げの混ぜご飯でした。帆立の出汁がしっかり出ているのにあっさりとして食べやすく、残ったごはんも完食してしまいました。付け合わせの山芋のお漬物も美味しかったです。

すでにお腹が満腹ですが、デザートは別腹ということでヨーグルトムースとほうじ茶アイスをいただきました。どちらもさっぱりとしていてぺろりと食べられちゃいました。

ふふ奈良、夕食の内容はとても美味しく大満足だったのですが、お子様連れの方が多いせいか、周りが騒がしいのが気になってしまいました。グループ毎に個室になってはいるのですが、小さい子の泣き声や騒ぎ声、それをあやすためのアニメ動画の音声や母親の歌声など全て丸聞こえだったので、もっと落ち着いた雰囲気でお食事できればもっと良かったかなというポイントが私たちには残念な印象でした。これは以前河口湖ふふに行ったときにも感じたことなので、ふふグループは仕方ないのかもしれません。

とは言いつつ、美味しいお食事とお部屋の温泉に癒されて夜はぐっすり眠り、翌日の朝食です。朝食も夜と同じく滴翠でいただきます。晴れていたので徒歩で向かうことにしました。

滴翠に続く専用出入口を出ると、竹や緑溢れるお庭が広がっています。朝早い時間に自然の中をお散歩するのは気持ちがいいですね。

このお庭、運が良ければ鹿さんたちが遊びに来ることもあるようなのですが、今回は残念ながら鹿さんの姿は見られませんでした。

朝食のメニューはこちらです。ごはんは白米と茶粥から選ぶことができます。種類を変えてお代わりも自由です。

最初に葛湯が出されます。生姜が入っているので朝から体を温めてくれるのが嬉しいです。

朝食はお魚やお野菜中心の体に優しい和定食です。特にカレイの西京焼きは脂がのっていて、ごはんがどんどん進むおいしさでした。

小鍋で納豆汁も出てくるのですが、これがとても美味しかったです。具だくさんで、納豆と味噌と目玉焼きがすごく合いました。大和茶粥は初めて食べましたが、あんかけをかけたり、お漬物と合わせたりして食べやすかったです。

デザートにはみかんゼリーがのった杏仁豆腐。食後のコーヒーかお紅茶も選ぶことができ、夜に引き続き大満足の朝食でした。やはり旅館は温泉だけでなくお食事も楽しめるのが嬉しいです。

食後も温泉に何度も入って、チェックアウトまでの時間をゆっくり過ごすことができました。この日は午後から観光の予定だったのですが、手荷物の発送にも快く対応してくださいました。

ふふ奈良、すごく素敵な旅館だったので、奈良にまた訪れた際には是非違うタイプのお部屋にも泊まってみたいです。今回は利用できなかったですが、貸切風呂の薬湯も気になりますね。早く周辺住民の方とも分かり合える日がくることを願います。